本日もWEL’S ARK西日暮里にて、インプロセミナーを開催しました。
『目の前の相手をリスペクトしながら』進行していくインプロですが、今回3回目のセミナーとなります。
始めは「インプロってなんだろう?」「即興演劇ってどんなことをやるんだろう、、怖い、、」とお話しされていた方も、今では慣れた様子で参加をされています。
本日行ったセミナー内容はこちら。
- ボール回し
- イルカの調教
- デートゲーム
順番にご説明していきます!
・ボール回し
まず、全員で円を作り上げた状態で架空のボールを作り上げます。
そのボールを真ん中に置き、誰かが取ります。取った人は何かお話しをします。(例えば:「昨日中華料理屋にお父さんと一緒に行って、チャーハンを食べました。すごく美味しかったです。」)
話が終わったらボールを真ん中に戻します。
その次にボールを取った人は、前にボールを取った人が話していた内容からキーワードをひとつピックアップしてそのキーワードを交えたお話しをします。(例えば:「お父さんと言えば、私のお父さんは昔からかなり厳しい人で、、」)
皆さん最初は誰からボールを取ろうか譲り合う、相手の話しを上手くくみ取れない等、と苦戦されていました。回数を重ねると積極的にボールを取り、話をすることが出来ていました。
・イルカの調教
まず、イルカの役を決めます。
他のメンバーはイルカ役の人にしてほしい事を、イルカ役の人には内緒で決めます(例えば:事業所の一番奥にあるロッカーに触れてもらう)。
してほしいことが決まったら、その人に声を掛けます。イルカ役の人はその合図を聞いてから行動します。
イルカ役の人がしてほしい事に近づいてきたとき(ロッカーの前を通り過ぎた)には、他のメンバーは「リィン、リィン」と鐘を鳴らすように声掛けを行います。
この声掛けを頼りにイルカ役の人はしてほしいことを見つけるまで(今回の場合はロッカーに触れるまで)行動を続けます。
講師の下村さんから「イルカ役やりたい人!」とお聞きされると、皆さん積極的に手を挙げて参加をされていました。だんだんと馴染んできたようです。
・デートゲーム
椅子2つとテーブルを用意します。
カップルの男性役、女性役、ウェイトレス役の人を決めて、演技をしてもらいます。(今回はデートでレストランに入ってきたという設定)
他の人はカップルの男性役の人に注目して、もしその男性役の人が客観的に見て女性役に嬉しい事をしているなと感じたら「リン」、逆に客観的に見てマイナスポイントだなと思うところを見つけたら「ブー」と言います。
男性役の人はどんどんダメ出しを受けて自分の至らない点が明確化される恐ろしいゲームとなりました笑
今回の内容は「相手の話を受け取る力」「傾聴力」に重点を置かれていました。
ボール回しでは、自分の前にボールを取った人の話しをしっかり聞いてないとキーワードを聞き取ることが出来ないです。
イルカの調教では、他のメンバーの「リィン」という合図をしっかり聞かないと目的に到達することはできません。
デートゲームでは、男性役が女性役の話しを聞いてあげる、なおかつ女性が嬉しいと思う行動をとらないとダメ出しをくらってしまいます。
どのゲームも『自分だけではなく、相手の事を尊重する気持ち』が大事ということです。
相手を尊重する、思いやるということは誰しもが頭の中では分かっているけど、自身のメンタルが落ち込んでいたり、イライラしたりする時もできるか?と言われるとなかなか難しいです、、
もし誰かに良い事をしてもらったと心から思えた時、「ありがとうございます、とても助かりました。」
ありがとうございますという言葉の後ろにプラスアルファで何かポジティブな言葉を付け加えるだけでも、とても相手を思いやることが出来ると思います。
本日の内容は、そんな当たり前のように思えるけど、なかなかできないことを改めて実践しようと思えたセミナーでした。(^^)