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臨床美術~パプリカフロッタージュ~を行いました!

9月19日(木) WEL’SARK西日暮里

 

臨床美術

~パプリカフロッタージュ~

 

今月二回目の臨床美術は「パプリカフロッタージュ」を行いました。フロッタージュとは「こすり出し」という意味だそうで、10円玉の上に紙を載せて鉛筆などでこすると模様が浮き出る手法と同じプログラムです。

黄、赤、オレンジのパプリカから色や形を見て描きたいパプリカを選ぶところから始まりました。パプリカの匂いや味、形を確かめて五感を使って表現していきます。

発泡スチロールのパネルの片面に粘着材が付いており、剝離紙を剥がすだけで手軽に貼ることが出来る、のり付きパネル(ハレパネ)を使用しました。描きたい方向を決めたら剝離紙をはがし、一本の長いタコ糸でパプリカの形を作っていきます。

粘着部分に曲線を作るのが難しく、試行錯誤を繰り返しながら行いました。途中でタコ糸がほどけてしまったり、形を創るのに苦戦されている利用者さんもいらっしゃいましたが、黙々と集中して作業を行いました。

パプリカを触ってみると左右アンバランスな形だったり、凹みもあり、観察しながら進めていきます。

茎や線などの細かい部分には細くて短いタコ糸を使って表現します。

形が完成したら不揃いの形をしたラベルシールの中から好きな形を選び、タコ糸の部分に貼っていきます。パネルからはみ出るように貼り、はみ出た部分を裏側へ折ったり、わざと粘着部分を残したりと、工夫をしながら思い思いに作品を作っていきます。

ラベルシールを貼り終わると、下からタコ糸が浮き出てきました。タコ糸を強調させる為に上から指で空気を抜くように押し当てます。

突出しているタコ糸の部分を上から水色のオイルパステルでなぞるとタコ糸の部分が浮かび上がってきます。

 

形を浮かび上がらせたら、色味や匂いを思い出しながらパプリカの中身を描いていきます。

指で擦って混色を楽しんだり、観察しながら仕上げていきました。

塗るときの力の入れ方やパステルの向きによって色の表現も異なります。

中身が完成されたら、自分の好きな色を選び背景の色を塗っていきます。

最後に割り箸ペンを使い、房やキズが付いている部分など細かいところを表現します。

ベビーパウダーで定着させ、サインを好きな場所に書いて完成です!!

色とりどりの鮮やかなパプリカが完成しました♪♪

同じパプリカですが、中身や背景の色が異なり個性溢れる作品となりました。食べたくなる作品や見ていて癒される作品、元気をもらえる作品…見比べて鑑賞するのがとても楽しかったです(^0^)/

 

 

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