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臨床美術『ウミシダのガラス絵』を行いました♪♪

9月5日(木)  Wel`s ark西日暮里

 

臨床美術 

~ウミシダのガラス絵~

 

今回の臨床美術は初めて絵の具を使用したプログラムを行いました。アクリル絵の具は乾燥が速い、重ね塗りが出来るという特徴を持っています。パレットは、水を通さない紙を使用した、使い捨てパレットです。このペーパーパレットは何枚もの紙が重なって出来たパレットで、使い終わったら一番上の部分を剥がして簡単に処理ができる、とても画期的なパレットです。

プログラムは『ウミシダのガラス絵』という、透明の板に自分のイメージしたウミシダを描くというものです。私を含む利用者さんもウミシダを知っている方は誰もおらず、写真をみんなで観賞するところから始まりました。

ウミシダは、海にいる動物で、ウニやヒトデ、ナマコと同じ棘皮動物の仲間だそうです。一見、植物のように見えるウミシダですが、植物の葉っぱのような形をした腕で、海水中のプランクトンや有機物を集めて食べています。

実際に海の中で動いているウミシダの動画も観賞しました。利用者さんは体を乗り出し、ヒトデみたい!と、釘付けになって観ていました。様々な色や形のウミシダを観賞したところで、三色、色を選びスポンジを使用して、透明の板に背景の海を描きます。

暗い海、深い海…自分のイメージした海の 色を乗せていきます。

海が完成したら、割り箸ペンで中心の部分から描き、その後、ウデ(触手)を描きます。

初めにシュガーを描く利用者さん、この後にウミシダを描くそうです。

こんなウミシダがいるといいなぁ。。。と想像しながら、ペンを動かしていきました。

ウデを繊細に描き、周りの水の泡がウミシダを引き立てています。

まるで打ち上げ花火のようです。

おなじみのシュガーを描いた後で、周りにウミシダを描いています。

次に割り箸ペンで削った溝に色を乗せていきます。はみ出てしまって、難しそう。。。と思いますが、実際に作業している面は完成されると裏面になるのですが、表から見ると削れた部分に絵の具が載ってとてもきれいに仕上がります。

クレヨンより絵の具の方がよりポップに表現され、鮮やかなし上がりになりました。

細かい箇所に絵の具を載せる作業が難しく、色によっては表にしてみると、海の色と重なってしまい、色が濁ってみえたりと若干仕上がりのイメージと異なってしまったところもありましたが、それも自分の創りあげたウミシダとしておもしろい表現になりました。

最後好きな場所にサインを書き、額に入れて完成です。夏らしい爽やかで透明感のある作品が完成しました♪

 

今月から月2回の取り組みになるので、今後どんなプログラムに出会えるのかとても楽しみです!!

 

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